頸椎性筋萎縮症という難病の方が来院されました。
神経障害による筋萎縮や感覚麻痺で腕が上がらないという事でした。
整形外科（病院）では、手術を勧められ、選択はそれ以外ないという事で手術をできれば回避したい。
そこで整体も試してみるということです。
施術前の検査では、手を上げる筋肉を意志で動かせない感じです。
感覚がある部分を使い無理してあげられるのが３０度ほどでした。
神経の問題という事で、まずは小波津式神経筋無痛療法にて神経にアプローチしてみました。
しかし、難病指定というだけあって、そう簡単にはいきません。
神経にアプローチする手技を色々と試しましたが、不随意運動（意識しないで体の一部が動く）は起こるものの可動域には変化が出ませんでした。
でも、回数を重ねていけば神経のつながりが改善していくと思われるので、継続が大事だと思います。
その他には、頚椎と肩関節を緩めるために、筋膜リリース手技である六層連動操法も行いました。
ご自身で上げることはできないけれども、施術者が動かすには、可動制限がない状態になりました。
１回目の施術では、残念がら動かせる範囲の変化がでませんでした。
しかし、１回目の施術と検査の反応や状況を踏まえて、次回（２回目）の施術を組み立てていきたいと考えています。
立位での体重移動による変化は出なかったですが、施術後に考察していくなかで、頚部角度による違いを検査してみることを思いつきました。
頚部角度での変化が出る可能性が高いはず！
変化がでれば、症状改善への道筋が開けそうです。
当院の場合は、一般的な症状は経験より、どう施術していけば解消するかおおよそわかっていますので、パターンに当てはめていけば比較的、短期間で改善・解消できます。
しかし、今回の方のように難病や重症の方の場合は、検査や状況をみて、考察して、改善策を試していく形となります。
元の状態。状況より必ず楽になると思っていますが、その人の状況により、すぐに結果がでる方、施術を積み重ねて良くなる方と様々です。
以前も頚部が問題ありで顔を左右に向けないという方がいて、その方は
改善し始めるまで３か月かかりました。
その後、半年でだいぶ楽になり、その後１年でほぼ完治となりました。
今回の方も、あきらめず継続していただければと思います。
とにかく、生活が楽になるように出来るだけの施術をしてきたいと思います。
不調の改善だけでなく予防も、セルフケアも当院なら「いつまでも若々しく元気でやりたい事ができる身体づくり」をしっかりサポートしていきます。
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整体師歴20年以上！体操指導歴10年以上！
蓮田 ゆるり整体院
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